
志˝ばん宗
約160年続く伝統を守り続けるういろの老舗御生菓子司志゙ばん宗
御生菓子司志゙ばん宗は現在のご主人で七代目、江戸時代半ばの文久年間から八幡でういろを作り続けている老舗です。
看板商品のういろは、白、黒砂糖がレギュラー商品で、時々お抹茶も販売されています。すべて手作りのため大量生産が難しく、お昼前には売り切れてしまう人気ぶりです。
今回は店主の前田宗和さんに商品のこだわりや魅力などのお話をお聞きしてきました。
商品の特徴や魅力、こだわりなどをお聞かせください

当店はご存じの通り歴史が長く、屋号の「志゙ばん宗」の由来も正確にはわかりません。
今まで何人もの知識人の方々が由来を調べてくださったんですが、いまだにはっきりしたことは分かっていません。
私は七代目ということで、祖先から受け継いだ味を守るためにいろいろな努力をしています。
例えば、ういろに欠かせない米粉ですが、当店では米粉づくりから自家製で行っています。 今、米粉を自家製で作っている菓子店はほとんどないのではないでしょうか。
米粉は使用する前日に作るので鮮度が違います。また、水の配分も季節によって変えるので、毎日同じ塩梅に仕上げるには手間がかかります。簡単なようで難しいですが、これもこだわりですね。
また、売り切れることが多いので日持ちがするよういろいろ模索しましたが、少しでも味が落ちることはしたくないので諦めました。
今は月に一度京阪百貨店くずはモール店、ひらかた店、阪神百貨店梅田本店で販売しています。
原料もこだわっているんですが、現在は米の値上がりが大変ですね。それでもできる限り頑張っていくつもりです。ういろはシンプルだからこそ、素材の味が出るので、 米は鮮度にこだわった米に切り替え、小豆も丹波産の大納言を使用しています。
現在、ういろは店で製造しているので、販売できる数には限りがあります。すべてのお客様のご注文にお応えすることができず、申し訳なく思っています。
このようこだわって商品を作っても想いがなかなかお客様に伝わらず、ご意見をいただくことも多いです。それでも、これまで続けてきたことですから、 昔ながらの味を守るために、続けていきたいと考えています。
ヤワタカラに認定された感想や展望を教えてください

大変ありがたいと思っています。これからも、八幡を盛り上げていけるよう市役所さんとも協力して商売を続けていきたいと思っています。
お昼前で売り切れてしまうことも多い、昔ながらのういろ。電話予約も可能なので、確実に購入したい場合は事前予約がおすすめです。
