
やわた走井餅老舗
いつまでも変わらぬ味をこだわりを持って作り続ける
やわた走井餅老舗は、歌川広重作 「東海道五十三次」の大津宿にもその店の様子が描かれている、江戸時代中期に大津で創業した歴史ある菓子店を、七代目が名水で名高い石清水八幡宮のふもとに受け継ぎました。
お店が、現在の場所に移転したのは明治時代の頃。その後今日まで刀の荒身を模した「走井餅」や「鳩もなか」などの和菓子を販売し続けています。また、店内でも出来立てのお餅 と抹茶をお召し上がりいただけ、参拝帰りのひと休みとして人気です。
今回は、店主の井口英男さんに、商品の魅力等について話をお伺いしました。
お店の看板商品でもある走井餅をはじめとして、商品の魅力やこだわりを教えてください
明治43年に八幡に来て以来、100年以上がたちました。
昔からの常連さんから、「小さいとき八幡宮に参拝に来て甘いお餅を食べるのが楽しみだった」という話もよく聞いています。その気持ちに応えられるように頑張っています。

当店のお餅はつきたてを使っていて、どうしても日持ちがしません。求肥を使えば長持ちするのですが、つきたての生のお餅をおいしく食べられるのは製造した翌日までが限度です。そのため、百貨店への出品や通販も行っていますが、お客様のご要望にすべて応えられません。
それでも、つきたてのお餅を使うのは私たちのこだわりです。
もう一つの看板商品、「鳩もなか」は、石清水八幡宮のお使いの鳩をモチーフにしてます。
石清水八幡宮の周辺で商売するお店は、鳩をモチーフにした商品を扱っているところが多いです。
「鳩もなか」は、石清水八幡宮が国宝に指定されたことをきっかけに、日持ちする商品が必要だと考えて発売しました。鳩を正面から見たデザインは、戦前に使用していた手ぬぐいから着想を得ています。
近年では、海外から観光に来られた方が立ち寄ることも増えました。
このほか、夏はかき氷が人気です。当店はゴールデンウィーク過ぎから9月末までかき氷を出しており、7月中はいちご、8月中旬以降は八幡産の梨といった感じで季節によってトッピングを変えて出しています。
昔から夏にはかき氷を出していたんですが、それほど注目はされていませんでした。
それが、近年のかき氷人気で夏も忙しくなりました。
当店のかき氷は地元の果物や抹茶を使っているのが特徴です。
お店でお出しするほうじ茶や抹茶もすべて八幡産です。
「八幡のお菓子は八幡のお茶で」をコンセプトにしています。
京都市内の有名な寺社の前には美味しくて有名なお菓子屋さんがたくさんあります。当店も及ばないまでも近づきたいなと思って精進しています。
ヤワタカラに認定された感想や展望を教えてください

大変ありがたいと思っておりますし、これからも頑張らなければと考えています。お客様に喜んでいただけるような良いものを作り続けたいですね。
ここでしか食べられない美味しさをぜひ、味わってみてください。


